集中治療室経験ありの看護師が新人時代について思うこと

30代女性/集中治療室7年
プロフィール:
大学を卒業後、大学時代の先輩が就職した大学病院が
働きやすいと聞いたので、そこに就職しました。
先輩が集中治療室勤務だったので、
深く考えずに私もそこを希望し、希望通りに配属されました。
2年目の頃事情があってやむなく一度退職しましたが、
その後同じ病院の同じ病棟へ復職し、合計で7年程働いた後退職。
現在は妊娠中のため休職しています。

新人の頃に働いていた病院

大学病院で働いていました。

新人教育の方法

大学病院なので、研修も充実していましたし、病棟も大きかったので
病棟内の新人教育も院内の他の病棟と比べてかなり充実していたと思います。
全体の研修は、看護師としての倫理観や看護観の基礎を育てるようなものが多く、
病棟内での教育は、主に患者さんの病態に関わることでした。
月に一度の勉強会でしたが、それ以外にも
プリセプターやプリセプターエイドとの面談があったり、
日々のケアの中でカンファレンスの際かなり病態について確認されたので、
必要に迫られて勉強しなければいけない日々でした。

新人の頃一番つらかったこと

何もできないこと。当たり前ですが、先輩が何気なく行っているような業務でも
初めは何一つできませんし、患者さんやご家族の対応も一人ではできず、
無力感を常に感じていて、それが辛かったです。
また、自分のミスで患者さんに不利益があったらどうしようと、
日々怖かったことも精神的にきつかったです。

新人の頃の大きな失敗

特に大きな失敗はなかったですが、持続透析をしている患者さんの
透析液の補充をうっかり忘れていて、回路にエアーが入ってしまい、
忙しい中対応するのに時間がかかって先輩に怒られたことです。
患者さんに影響はなかったですし、医師もやさしく対応してくれましたが、
先輩にひどく叱られてとても落ち込みました。

新人の頃やめたいと思ったことは

本気で辞めたいと思ったことはなかったと思います。
辞めたいと思うよりも、覚えること、吸収しなければならないことがたくさんあったので、
早く仕事ができるようになりたいという気持ちの方が大きかったと思います。

今新人に対して思うこと

経験年数が増えていくにつれ、新人とのギャップがかなり大きくなっていくのを感じました。
特に、受けてきた教育が違うこともあるでしょうし、ゆとり教育世代のせいかはわかりませんが、
自分たちの新人の頃とは明らかに指導方法が違うし、変えていく必要性も感じました。
指導する側は四苦八苦しているのに、新人から見ると、そういう上の苦労ってあまりわからないし、
不満ばかり出てくるので、少しは分かってほしいなと思います。
特に、もう社会人で大人なんだから、仕事ができなくても自分のやったこと、
やることには責任をもってやってほしいという思いは常にあります。

新人が辛い壁を乗り越えるためのアドバイス

確かに今振り返ってみても、新人の頃は大変だった気がします。
上になった時の大変さとはまた違った苦労がありますし、
病院という特殊な環境に慣れるということも、新人にとってみると多きな壁なのかなと感じます。
でも、新人の時期は必ず過ぎますし、慣れれば誰でもできるようになる業務もたくさんあります。
叱られても、落ち込んでも、時間が経てば良い思い出になると思いますし、
新人にしかできない看護があると思うので、それをどんどん実践してもらいたいなと思います。